これは言っておかねば

私は何かの拍子に更新イヤイヤ病に罹る可能性があります。
ブックマークやアンテナは、気が向いたら誰かバックアップ的なことをしておいてください。*1

中村伊知哉スタンフォード日本センター研究所長の論考
ポップカルチャー政策概論」(2004年2月14日)15ページより抜粋
ttp://www.stanford-jc.or.jp/research/publication/DP/pdf/DP2004_001_J.pdf

オタクは、自己表現が苦手で、ある種風変わりな性癖を持つ層という負のイメージを追わされているが、
政策的な視点に立てば、市場と表現とをけん引してきた正の部分も評価しなければなるまい。
いや、そもそもポップカルチャーなるものは、いかがわしく乱雑であり、教育的には眉をひそめられる
性質のものであって、それが産業的にも国際社会的にも力を持ちうる要因であることを認識しなければ
政策も始まらない。
 
日本ポップカルチャーの一つの特徴として、性表現や暴力表現が氾濫していることが挙げられる。
コンビニエンスストアにもスポーツ新聞にもエロがあふれている。欧米では大人なら日本以上に
ハードなポルノにアクセスすることができるが、マイルドなポルノであっても子ども社会とは遮断
されている。テレビでは殴る蹴るの暴行ばかりである。フランスではドラゴンボールZが
爆発的な人気を博すと同時に、その暴力性が大問題になった。日本の緩い規律が生むエロ暴力性は、
コンテンツ国際競争力の源となっている。それもまた冷静に認知すべきである。

*1:向こう数ヶ月は平気だと思いますが、半年くらいしてアカウント消したりすることも無いとは言い切れないので