現時点ではデータが足りない。&挙証責任はこちらにない。
エロゲ等が性犯罪に
- 悪影響をおよぼす*1
- およぼさない
エロゲの規制が
これらについてどんな理屈をこねようとそれは空論なのでできればやめたほーがいーんじゃないかなーと思う漏れガイル。
一つにはデータ。相手を論破しようがされようがデータを伴わない=実証的でない限り何の意味も無い。強いて言えば相手(規制派)にそういう珍奇な空論での論戦を仕掛けられた場合、前者のエロゲ悪影響説の場合挙証責任はこちらにはない(悪影響が無いことを証明する義理立ては無い)ので、相手にデータを要求すればよい。データ無き理論については「それは全て憶測であり、憶測や感情論で規制できるなら何でも規制できてしまう」と反論すればそれで十分である。
後者、エロゲ規制が悪影響を及ぼすと主張する場合、規制反対派に挙証責任がありそうだ。(規制しても影響が無い、ということについて規制派は証明する必要がない)
しかしここには大きな問題がある。規制悪影響を証明するデータは規制されてからしか採取できず、手遅れになることである。ゆえに、ここだけで考えると「規制したからといって犯罪が増えるとは限らない。」という規制派の反論に押し切られそうに見える。だがこれは詭弁である。この詭弁に乗って「いや、規制されたら犯罪が増えるかもしれない」などと応じたら既に詭弁の泥沼に突入している。データが無いのだから規制で犯罪が増えると証明するのは難しいのである。*4
これに陥らぬためには「エロ表現規制がたとえ犯罪を助長せずとも、大幅に抑止でもできない限り規制すべきでない」と展開する方が巧手であると言えるだろう。この場合データは必要なく、論拠は表現の自由だけで十分である。
これについては何でもかんでも反論し攻勢に出ればよいというのではなく、結果としてガードが下がってはつけいられるという例となるだろう。規制反対の論理において、データが乏しい現状では「ひょっとしたら規制で犯罪が増えるかもしれない」などと言ってはならないはずだ。不必要な論戦は主張の全体像をぼやけさせてしまう。
何よりまず、二番目の「エロ規制が犯罪を助長する可能性」の証明の前に「エロ表現が犯罪を助長している」という証明を規制派がすべきである。にもかかわらず規制の影響についての論争に応じてしまうのはみすみす相手の話題逸らしに乗ってしまうことになるだろう。
規制反対の論理はもっと簡潔にできるのではないかと思う。
これで十分であろうし、これ以上長いと関心ない人はわざわざ読んでくれるだろうか。
最近の某スレでのやりとりは規制派にデータを要求すればいいところを、相手の脳内理論にわざわざ脳内理論で応じる泥仕合のように見えてちょっと。